2005.10.22 (Sat)
犬のナルコレプシー
「my way news」に犬のナルコレプシー症のことが載っていましたので、ちょっと訳してみますね。アメリカはアイダホ州に住まうシャーリー・ヘンダーソンさんの飼い犬、スキーター(プードル、11歳)は、このところフードや散歩、以前は楽しみにしていたリスとの追い駆けっこなどに全く興味を示さなくなってしまいました。
ヘンダーソンさんは言います。
「まるで性格が変わっちゃったみたいなのよ。 生きてるって気がしないの。 あたしはあの子が長椅子に横たわるたびに、これが最後になっちゃうんじゃないかと…」。
ポカテロにあるバノック動物病院でスキーターを診ているウォルター・ラウントリー医師は、ナルコレプシーが犬で発症することは、非常に稀だと語ります。
「10月11日にスキーターを初めて診たとき、症状とリンパ線の腫れから、同僚にナルコレプシーの犬を診てるんだと冗談を飛ばしたくらいでね」。
ナルコレプシーは、一種の睡眠障害で、これまでに人間のほか、犬や馬などの家畜でごく僅かに散見されているのだとか。 症状としては、自分で睡眠を制御することが不可能になり、興奮状態から時を経ず、スッと深い眠りに落ちてしまうといった案配。 これに対してナルコレプシーにかかったドーベルマンを調べたスタンフォード大学の研究チームは、症例の出たすべての犬は、覚醒を司る脳内蛋白質の不足がみられたことを発表しているそうです。
スキーターを診たラウントリー医師は、彼のために人間用の抗うつ剤とリタリンを処方しました。 生活の上で感情の起伏を少なくし、覚醒―睡眠というサイクルをまず作ろうというわけです。
ラウントリー医師は、ワシントン州立大学の獣医学部で、スキーターの歩様を撮ったビデオを公開しました。
ビデオの中で、スキーターはヘンダーソンさんの家の庭をぐるりと巡っています。
ときに早足でシャーリーさんの夫、ダレルさんのもつリードを引っぱったかと思うと、フッとその場に蹲り、眠ってしまいます。 ダレルさんは、スキーターが眠りに落ちるたびにいちいち小さなベビーカーを傍にもっていきます。
睡眠と覚醒の短時間でのくり返し。 スキーターを給餌の間ずっと起こしておくために、ダレルさんは後ろ足を持ち上げて、頸筋をマッサージしています。
ラウントリー医師は語ります。
「活動中に突然眠ってしまうことからくる危険はあるものの、生命の危険があるというわけではない。 ただ、本来の犬としての歓びは、残念だが、もう味わうことは無理かもしれない」。
(画像は記事とは関係ありません)
■関連サイト : ナルコレプシー犬(動画あり)――滋賀医科大学動物生命科学研究センター
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック


















