2008.06.10 (Tue)
「屋上からパワーショベルで掘って壊す」ビル解体に安全監督局がカンカン

―華龍網―
12階建てのビルの屋上に突如としてあらわれた大型のパワーショベル。このビルの解体作業をおこあっているようですが、不思議なのはパワーショベルを吊り上げた筈のクレーンは見当たらず、それより何より上から床を壊したら最後には自分が落ちるだろなんて心配をよそに今日も働くパワーショベル。中国ではこんなビル破壊の方法もあり?
現場は重慶市渝中区華一坡にあるY字型の建物で、もとは原科技情報所のビル。12階建てでしたが現在は上から2階分を壊したらしく10階の高さ。その10階部分も800平米の半分を取り壊し、鉄筋やコンクリート片の山のなかでパワーショベルが作業を続けています。
もちろんパワーショベルがバケットを床に叩きつけて孔を穿てば、ビルはそれこそ小さな地震にでも遭ったような揺れが伝わり、作業に携わる人夫にとっても涼味満点。それにしてもどうやってパワーショベルを屋上に? こんな疑問に施工隊の責任者、趙さんは胸をはってこう答えます。
「樓頂挖掘機(屋上掘削機)は、ウチどもが最初に始めたもので、屋上から下層に向かって壊していくほうが安全でしかも早いんですよ」。
趙さんによると、まず解体するビルの屋上にウィンチを設置、重さ22トンもあるパワーショベルをそのウィンチで引き揚げるだそう。またこの方法で21階建ての西南大酒店を解体した実績もあり、問題は起こらなかったのだとか。
「しっかりした大梁の上でパワーショベルを動かせば、まず落ちることはないし安全ですよ」。
しかしながらどうしても腑に落ちなかった華龍網の記者が渝中区安全監督局に問い合わせたところ、局ではあまりに野蛮な工法だとカンカン。20トンものパワーショベルを支えられるワケがない。もし下にでも落ちて惨事になったらどうするんだと至急現場を調査のうえ、業者に改善を求めていくとのことです。
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