2008.05.16 (Fri)

Werewolf Syndrome(狼男症候群)の11歳、インドの少年

80516c.jpgThe Sun
以前にも報じられたことがあるのですが、サン紙やテレグラフ紙などで再び、「Werewolf Syndrome―狼男症候群」に悩むインドの11歳の少年のことが取り上げられています。

少年の名は、プリスヴィラージ・パチル(Pruthviraj Patil―11歳)。世界中でわずか19人という珍しい病気、、「Werewolf Syndrome」に罹っています。

10歳の頃からはじめた治療、アーユルヴェーダ(リラクゼーションをとりいれた代替医療)、ホメオパシー(レメディという微量の毒をもって体の悪い部分の自然治癒能力を目覚めさせる)、レーザー療法などはいずれも効果がなく、現在に至っているというプリスヴィラージは、その外見から数々の苛めを受けてきたにもかかわらず、現在ではクリケットなどに興じ、学校では人気者だそうです。

「こうして奇異の目で見られないのは、みんな僕のことを知ってる地元に限られるけどね」と語るプリスヴィラージは、たとえば「8本の手足を持つ女児、ラクシュミちゃん」や「二つの顔をもつ赤ちゃん」同様、神にも鬼にも喩えられ、幼時には多くの訪問者の目に晒されたそうです。しかし時が経つにつれ、少なくとも彼の住むサングリの村では、彼に不躾な視線を投げかける人々はもういません。

80516e.jpg顔面を厚く覆う毛は、最長で3インチ(7.6センチ)。見た目だけが問題で、発疹や痒みといった症状はないそうですが、プリスヴィラージは完全な治癒を望みます。幸い両親のディリップとアニタの夫妻が裕福なだけに治療はいくつも試せそうです。ただ問題は、いずれも効果がなかったということ。

「Werewolf Syndrome」あるいは「Hypertrichosis」は遺伝病。この病気では、以前、世界で最も毛深い男、中国の于震寰さんを取り上げましたが、歴史上いちばん有名なのは、興行師、バーナムのもとで世界をまわっていたヴァージニアのアニー・ジョーンズかもしれません。

5歳にして口ひげをたくわえたというアニーは、一歳に充たないうちに見世物としてバーナムのショーに加わり、アニーの親は1865年当時、週に150ドルの出演料をもらっていたといいます。
(下画像は幼時のプリスヴィラージ)

80516f.jpg

Medical | EDIT


 | HOME |