2008.03.28 (Fri)
奶托――バーで酔客にミルクをねだる女性たち
―南京朝報―南京の1912街。レンガ造りの古い建物を利用した若者向けの歓楽街、ということですから、イメージとしては小樽のような街なのかもしれません。
その1912街で、このところ、バーで飲んでいる男性客に声を掛けて同席し、ミルクを一杯、ねだる女性が増えているのだそうです。
バーで注文するミルクの値段は一杯60元(約900円)。それでもアルコールに比べれば安く、まあ牛乳一杯くらいならと、話し相手の駄賃の代わりに断る男性がいないのがミソ。女性らは本業のホステスではなく、素人で、60元のうち30元はバーに納め、残りの30元を受けとるのだそうです。
わずか30元といっても、ひと晩5杯も飲めば150元。20日も「出勤」すれば、都市部のホワイトカラーなみの稼ぎになってしまうのですからあなどれず。女性たちにはそれぞれグループと縄張りがあるようで、一様にミニを穿き、年は二十歳前後の娘が多いようです。
元記事では、こうした「奶托―乳を頼む」のひとりに、南京朝報の記者がインタビューを試みています。
「牛乳一杯で60元、君たちの懐にはいるのはそのうちのたった30元だよね? 直接お客さんにお金貰った方が早いんじゃないの?」。記者がそう訊いて身分を明かすとと、相席した女性は一瞬ぽかんとした後に、顔を紅くして自らの素性を語り始めました。女性の名は小麗。浦口区珠江鎮に住む二十歳で、高校を卒業後、友だちとこの界隈で遊んでいるうちに「奶托」の仲間となって、酔客らにミルクをねだりはじめたのだと告白します。
「でも、お客さんはなるべく選ぶようにしているの」。彼女の言によると、男性のみの二、三人のグループがいちばんいいそうで、目があったときにスッと相席するのが自然なのだそう。小麗が合図を送ると、もう一人女性がやって来ました彼女は白下区常府街に住む大学三年。家が貧しく、「奶托」は歩合が多いからはじめたと告げます。
たしかにKTVで女の子相手に酒を飲めば、最低でも200元とか。それに比べれば、相席した女性にミルクを奢る奢らないも客の自由。わずかな金額で宴のしめを担ってくれる女性たちに罪があろう筈もなく。それにしても、素人にしてさえ何でも商売にしてしまう中国女性のたくましさ、でしょうか。
Tags : 中国、台湾の風俗、売春 | 江蘇省 |
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