2008.03.26 (Wed)
精神を病んで街をうろついていた女性が、道端で出産

―南方都市報―
精神を病んで街をうろついていた女性が、道端で出産するというできごとがありました。
女性が出産したのは、広東省東莞市長安鎮の廈崗団地入口附近で、現場近くにあるファーストフード店の店員の話によると、女性は数日前からこの場所に居つくようになり、昼間は食べ物を求めて街をうろつき、夜はこの場所で眠っていたといいます。
女性は食べ物を与えても受け答えはほとんどなく、名前や生まれを訊いてもそれには答えず、あきらかに精神を病んでいるような気配。衣類は何着かもっていたようですが、全体的に汚れが目立ち、下は黄色のスニーカーを履いていました。
異変があったのは昨日25日の朝。身をくねらせて路端で悶えていたのを近隣の住民に目撃されています。女性は声も上げずに身をよじり続け、10時半には穿いていたズボンを血で真っ赤に染めているのを通行人の女性に発見されました。
「子供を産んでる!」。女性の叫び声で、人が集まり、通報のいった治安と消防から署員が駆けつけました。しかしながら、女性はまだズボンを穿いたまま。これでは子供も死んでいるにちがいないと判断したのか、治安は女性を診ようと救急車から下りた救護員らに、「はやく女をどこかに運べ。ぐずぐずしてると救急車をひっくり返すぞ」との罵声を浴びせます。彼らにしてみれば、自分の区域でこのような瘋女(キチガイ女)が道端で子を産むなんて、縁起が悪くて厭なのでしょう。それにこのようなことは、この街では初めてではないのです。
治安が引き上げ、残った救護員が女性のズボンを下ろすと、赤ん坊は血の塊と女性が漏らした糞便のなかで窒息寸前ながら、まだ微かに息がありました。応急処置を施した救護員らは女性を病院に運びます。治安は病院にもやって来ました。今度は救護員らに身分証の提示を求めます。病院側では相手にしません。職責を尽くして産婦と赤ん坊を救った救護員ですが、今度はこの母子を救うために民生と掛け合わなければならないのです。もちろん国からの援助は出ません。
赤ん坊は皮膚がやや暗く、髪は強いですが元気そのもので、大きな声で泣いています。怯えきった様子で、何を訊かれても「あ」としか答えない母親も、隣の赤ん坊を見るときだけは表情が和らぎ、顔に母親らしいやさしさを浮かべるといいます。
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