2008.03.23 (Sun)

アスピリンは乳ガンの予防薬になる?

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解熱、鎮痛剤として使われるアスピリンですが、最近の研究で、乳ガンの危険性を最大で20%も減らす可能性のあることがわかりました。

これは、臨床医科学会誌「International Journal of Clinical」に掲載された調査報告にて明らかにされたもので、それによると、1980年から2007年までの27年間に37,000人の女性を対象に21項目にわたって調べた結果、NSAID(non-steroidal anti-inflammatory drugs―アスピリン、イブプロフェンなど非ステロイド系の抗炎症剤)が、乳ガン予防、そして乳ガンの進行を遅らせる効果があることが示唆されたということです。

調査をおこなったのは、ガイ・セント・トーマスホスピタルのイアン・フェンティマン教授らで、同教授は
「20以上にわたる調査結果を解析したところ、われわれは、NSAIDが乳ガンの発症を抑えること、そしてすでに乳ガンを発症している患者に対しても、その治療の手助けとなるという結論を得ました。解析では乳ガン発症の危険性はおよそ20%近く減少することが示されましたが、これはアスピリンを単体で使用した場合に限られ、他の抗炎症剤ではその効果が得られないという結果もでています」と論文のなかで述べています。

しかしながら、アスピリン、イブプロフェンなどの処方箋なしで買える抗炎症剤では、これまでに常用すれば胃出血や気管支喘息を誘発するという指摘もあったことから、「われわれの調査のなかでは、常用した患者で大きな副作用はみられなかった」とするフェンティマン教授も「更なる調査は必要であり、こうした抗炎症剤の薬効と副作用とがより明確に提示されるまで、女性に常用は勧めない」としています。

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