2008.03.10 (Mon)

恋をしたら髪の毛が生えてきたの―脱毛症で体毛すべてを失った女性

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People.co.uk
恋という魔法は、科学がどんなに進んだところで解明されることはないのかもしれません。

こちらは英エセックス、チェルムスフォードに住む20歳の女性、ヘイリー・バートンさん。
彼女は13歳のときに病に冒され、それまで肩まであった栗色の髪がすべて抜け落ち、体毛もすべて失いました。バートンさんいわく「朝起きると枕許に、髪を梳かせばヘアブラシに」抜け毛がごっそりとまとわりついたという脱毛症は、免疫システムの機能低下から毛嚢がウィルスに攻撃をうけたと診断されたものの、打つ手はなく、まもなくヘイリーさんの頭はつるつるに。

学校はさながら地獄のようでした。髪が抜けたのは髪を洗っていなかったせいだと噂がたち、あるいは肝炎、癌といったおもい病気に罹っているのではないかと疑う級友たちは、バートンさんを避け、彼女は涙に明け暮れる毎日。それこそ恋なんて無縁の十代を過ごしてきました。

70310d_20080310125746.jpgこうしたことから学問に没頭。ノッティング大学で現代語を学び、昨年9月にスペインのマドリードに留学したバートンさんですが、そのとき知り合ったのが、彼女の運命を変えることとなったドン・ティムソンさん(35歳)。学生たちに宿を斡旋する仕事をしていたドンさんは、彼女に本来の自信をとり戻させてくれたといいます。
それから二週間後、恋に落ちたバートンさんに奇跡が訪れました。うっすらと髪が生えてきたのです。それまで手放せなかったバンダナを外したバートンさんは、愛ゆえの奇跡を信じます。

ロンドンのベルグレイヴィアで、脱毛症の患者に、おもに心理面でのケアを担当するレオノーラ・ドクリス医師はこう語っています。
「脱毛症そのものの要因はまだ究明されていないんです。もちろんストレスも素因のひとつでしょう。彼女の場合、相手の男性がほかでもない彼女をそのまま受け入れてくれたことが、ストレスを和らげ、結果として(機能不全が)回復したと考えられなくもありません」


…さて、毎晩鏡を見ながら高価な育毛剤を頭に振りかけてポンポン叩いているおとーさん方。あきらめないで、恋を捜しに町に出向いた方が早いかもしれません。季節はもう春。

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