2008.03.02 (Sun)
「橡皮腿」に悩む17歳の少女と16歳の少年

―金羊網―
春の気配も近づき、そろそろ中国でも短裙(ミニ)で闊歩する女性が増えてきたこの頃。そんな街の様子をうらやましげに眺めるのは、オシャレしたい盛りの17歳、曾暁瑩さんです。
彼女はいわゆる「橡皮腿」。生まれつき右足が左足と比べて二まわりも三まわりも太く、それゆえ多難な少女時代を送ってきました。
曾暁瑩さんの住まいは広東省梅州五華県澤鎮陽光村。記事元の「金羊網」には、ここから一人で助けを求めに来たそうです。
「驚かないでくださいね」。少し恥ずかしげな表情でこう言うと、彼女はズボンをまくってみせました。見たところ、膝下、ふくらはぎは大きく腫れ上がり、通常の二、三倍の太さがあります。彼女が言うには、歩くと痛く、また夏場には足の表面がじくじくと湿って悪臭を発するそうです。もちろんこのような状態ですから、右足で靴を履いたことは一度もありません。ズボンも特製です。
「みんな綺麗なスカートを穿いてるでしょ。うらやましくって」。こう言う彼女は、よく他の娘といっしょに跳んだり跳ねたりしている様子を夢にみるといいます。しかし実際はこれまでの学生時代、体育の授業を受けたことは一度としてありません。
学校で苛めを受け、街では他人からの異様な視線。小さな子供はあからさまに指をさして笑います。いたたまれずに彼女は小学校5年で中途退学。家にこもりっきりの生活を送っていました。
そんな彼女が再び心を痛めたのは昨年のことです。両親は16歳の彼女を44歳の離婚歴のある男性に無理矢理嫁がせたのです。
男性は彼女の父親よりも二つ上、加えて15歳と13歳の二人の連れ子。男性が曾暁瑩さんの家に1000元払い、代わりに彼女が嫁に出されたという格好ですが、一ヶ月ほどでいたたまれなくなり、家に逃げ帰りました。しかし、男性は彼女のことをまだ諦めてはいないようです。
彼女は昨年10月に、とある人の善意から広州軍区総病院花橋医院で診察を受ける機会に恵まれました。診断の結果は、右下肢の「橡皮腿」。医師によると手術で治るとのことですが、三回から五回の手術が必要で、その金額はトータルで20万元。
家は貧しく、東莞で働く父と農業に従事する母のもとではこれまで診察費さえままならなかったのですから、手術費用などは彼女の家にとっては天文学的数字。
彼女はいま、助けを求めています。

―大河網―
おなじく「橡皮腿」に悩む男性の記事は大河網から。河南省平頂山市に住む呉志永さん(16歳)です。
やはり生まれつき右足が異様に太かったという呉志永さんは、心配した母親の王春さんに連れられてはるか洛陽、鄭州まで診察を受けにいきました。しかしながら数万元を費やしてもなお、病名さえもわからずに病院から虚しく帰る日々は昨年まで続いたといいます。
そんな呉志永さんが、自分と似た症状を見いだしたのは中央テレビのニュース、済南軍区総病院で「橡皮腿」患者がリハビリを受けている画像からでした。
ニュースで報じられた担当医の於仁義医師を捜し当てた呉志永さんの両親は、呉志永さんを連れて済南軍区総病院に向かいました。願ったりの診断結果は、やはり「橡皮腿」。それも治すには20万元の費用が必要だといいます。
呉志永さんの家では頼るのは父親の稼ぎのみ。それも一ヶ月1000元の日雇いです。於仁義医師から費用のことを聞かされた家族三人はその場で泣き出しました。これを見た於仁義医師は、とりあえず5万元。その後の費用は手術と並行して考えましょうとの提案を出したそうですが、その5万元にしても今払える金額ではありません。呉志永さんら家族は病院を後にしました。
16歳。細面でウエストは70センチという呉志永さんですが、右足は周囲106センチ。右足だけの重さで60キロ以上あり、体重の二分の一を超えています。
「大脚病」の女性が、足から47キロもの肉塊を切除
腿の太さ70センチ―「大脚病」の23歳の女性
通常の三倍にも膨れあがってしまった足をもつ若妻
ふくらはぎの太さが60センチ―「大脚病」の少年
リンパ系フィラリア症の撲滅にむけて
ビッグフットガール ファニーの生涯(上)、(下)
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック


















