2007.12.24 (Mon)

自分の胃病を治すために、わが子を2人ひと組、10万元で売りに出した父親

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重慶晩報
自らの持病を治す金欲しさに、父親がわが子に値段をつけました。4人の子供のうち、どれでも気に入った子をペアで10万元。
このことが報じられてから、掲示板でも議論を呼んでいますが、愚かで無知、自分勝手、政策が整っていないとの書き込みの一方、窮する農民の暮らしに目を注ぎ、彼らの苦衷を誰がわかろうかとするコメントが多く目立つのは、いくら好景気が続いても、実際には格差はひろがるばかりという現状があるからなのかもしれません。

42歳の陳灝さん一家が住むのは、重慶市墊江県硯台鎮太安村。墊江県といえば、今年6月、廃鉱で15歳の少女が叔父に強姦され、生き埋めにされた事件が記憶には新しいところ。
この太安村に土レンガの家をこしらえ、家族で住んでいた陳灝さん一家ですが、家が崩れてから弟の貸すレンガ造りの家に移り、現在に至ります。

陳灝さんが妻の李顯翠さんを娶ったのは、1991年でした。結婚してから二年、最初の女児が生まれるまではともに昆明で働いていたというのですから、この頃の二人はまだ家庭を築くことに一生懸命だったのかもしれません。しかし理不尽な話ですが、誕生前に娘の出生届けを出そうとして断られたことがよほど気に入らなかったのか、陳灝さんは娘が生まれても籍に入れることを拒みました。

「いいんだいいんだ。どのみち籍に入れないんだから、いくら生んだって構わねえだろ」。夫婦仲はよかったのか、以来1995年、2000年、2004年と都合、男児を二人、女児を二人、妻の李顯翠さんは出産します。いわゆる「超生(計画出産違反)」でした。
また、胃の手術をして親戚から返せるアテのない7000元という大金を借りたことも、陳灝さんが拗ねた目で世の中を見るようになってしまった理由のひとつかもしれません。

二ヶ月前から再び激痛が胃を襲うようになったという陳灝さんは、取材のあいだ起きているのも辛そうでベッドにたびたび横たわります。
そんな夫に民間療法で漢方薬を煎じ、飲ませていた李顯翠さんでしたが、子供を売って金に換えることを夫から提案されたときに反対はしませんでした。痛みにのたうち回る夫、そしてのし掛かる将来への不安。せめて4人のうち2人だけは残してくださいと夫に請うのが精いっぱいだったといいます。
夫に賛意を示しながらも、取材のなかでは「本心じゃないんです」と漏らす李顯翠さんは、記者の前で大粒の涙をこぼしました。

陳灝さんが付けた値段は男女のペアで10万元といいます。これに対して硯台鎮の律検査委員会の書記である程思銓は、子供の将来のことを考えても絶対に許されるべきことではない、事実を確認後、陳灝さんに思想教育を施すとともに適切な扶助をおこなうと述べています。

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