2007.11.23 (Fri)
彼女の唾液が我慢できずにキスが出来ず、三人に振られた潔癖性男性
―廈門商報―こちらは、潔癖症も極まれり、今まで三人の女性と付き合ったにもかかわらず、相手の唾液を受け入れられずにキスすることが出来ず、いずれの女性にも逃げられた失意の男性のお話です。
男性は陳さん。27歳です。早婚の中国では適齢期もややピークを過ぎた年齢でしょうか。記者のところに訪れた陳さんの印象は、「斯文、白淨的男生」というのですから、上品で色白の青年というイメージ。しかしその端正な顔立ちを歪め、陳さんは記者にこう自嘲します。
「潔癖症、なんですね。ときどき自分でもキチガイかなって思います。家族も心身症だから医者に診てもらえって言いますし…。自分でどうすることもできないのが情けないですね」。
重度の潔癖症、それは陳さんが高校三年の頃に気づいたそうです。
陳さんは仲間3人と学校の近くに部屋を借り、男性4人の相部屋生活をはじめたのだそうです。こうなれば寮と一緒。多少きれい好きだったところで、時が経つにつれ、いちばんだらしのない子の基準に収まることは世の常。
陳さんたちもその例に漏れず、というよりごみ箱に捨てられたカップラーメンの食べ残し、二日履いた靴下の臭い、そして青春の汗の酸味にほどなく共同生活をあきらめてしまいました。
ここで多少でも我慢できればよかったのですが、ひとり実家に帰った陳さんは共同生活の反動からか、潔癖症が高じ、手を洗いすぎては皮膚炎、入浴後は洗ったばかりの体が汚れることばかり考えて夜も寝つけず、陳さんは悶々と悩みはじめます。それでもいずれ時が経てばなおるだろうと、気持ちにはまだ微かに余裕があったのが高校時代でした。
さて大学に入って三年目。陳さんの初恋です。手を繋ぎたい、そんな男としての欲望はあったという陳さんですが、現実に手を繋ぐとじっとり汗ばんだ彼女の掌の感触がたまらずに、口実をもうけて便所に駆け込む陳さん。
皮が剥けるほどごしごし擦って、手を繋いだ後はいつもほのかに石鹸の香りを漂わせて便所から出てくれば、女だって気づきます。これで初恋はアウト。
二度目の恋は大学を卒業して社会人になってからでした。
一度目の失敗から、陳さんは彼女にあらかじめ自分は極度の潔癖症だと告げていました。
さてデートの日、ミネラルウォーターを買った彼女はひと口飲んで陳さんに手渡します。あなたもどう? しかし陳さんはでんでん太鼓のようにぷるぷる頭を振るばかりです。それまで陳さんの潔癖性にはある程度気を遣ってくれたという彼女でしたが、ここでキレました。溜まり溜まった不満も一挙にぶつけられて、二度目の恋も終わり。
三度目。陳さんも二度の失敗に懲り、潔癖性を自分でも抑えようと努力し始めました。その努力のたまものか、彼女とのお付き合いは三年目。
しかしそれだけ長ければ、彼女のほうからも目を瞑って唇を突きだすしぐさは年中のこと。
陳さんは彼女の愛らしい唇をどうしても奪うことができませんでした。
「彼女といえど、他人の唾液がどうしても我慢できなかったんです」。
記者に向かって大きく息を吐き出した陳さんではありました。
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