2007.11.18 (Sun)

貴州省紫雲県水塘鎮格凸村、中洞小学校

71118j.jpg

Reuters
画像は貴州省紫雲県水塘鎮の格凸村にある、中洞小学校。
校名の由来は、上中下と三段にかさなった真ん中の洞窟にあるからなのだそうです。洞窟の幅は約100メートル、高さ50メートル、深さは200メートル、海抜1800メートルに位置します。

行き場を失って澱んだ空気は湿っぽく、人の居住には適しません。しかしながら1984年に小学校が建てられてからは、山深くに点在する村が多いため、生徒は毎年増え続けているそうです。

生徒数は現在184名、六学年を担当する教師の数は8名。もちろん子供たちは毎朝、幾つもの山を越えて学校に通います。いちばん遠い子で自宅から学校までは30キロもの距離があるそうです。
学舎にバスケットコート、教職員室、教職員ならびに入寮する児童のために簡素な寄宿舎を備えた中洞小学校ですが、その劣悪な環境にもかかわらず、子供たちは授業を受けることそのものに大きな歓びがあるかのようです。

県政府のある町まで70キロ。「外」への渇望。子供たちの多くは町まで出向いた経験はありません。洞窟の外から差し込む光がそのまま、ここでは憧れとなっているのかもしれません。そしてそれは教師とて同じ。月千元に充たないという安い給料ですが、それを使うにも町まで下りなければなりません。

中洞小学校にもちゃんと電脳室があり、個人や団体などから寄贈されたコンピュータがおいてあります。山奥ゆえネットにはアクセスできないコンピュータは、ここではゲームなど、一期10元で寄宿する子供たちの息抜きになっているそうです。


学舎に「飛んで」くる子供たち―怒江のリス族
都蓬村都蓬小学校「電脳室」

strange | EDIT


 | HOME |