2007.11.13 (Tue)
顔の右半分は天使、もう半分は――顔面裂の一歳の女児

―銭江晩報―
愛らしい声をあげて玩具と戯れる一歳の女児。その天真爛漫な表情のなかに憂慮はなく、片側の天使の顔とそれに抗するもう片側の凄絶な顔に苛まれる兆しはまだありません。
女児の名は智慧。捨て子でした。生後一ヶ月で遺棄された智慧は村の女たちに拾われ、皆から世話を受けてきたといいます。もちろんこのような面体ですから、村の診療所にて診断、治療法を仰ぎましたが、医者は首を横に振るばかり。
こうしてやって来たのが、浙江大学医学院附属児童病院整形科です。
甘い笑顔で育ての母たちに抱っこをせがむ智慧は、病院に居あわせた患者やスタッフ、すべての者の涙を誘いました。左瞼下の表情筋が攣れて眼球を露出させた目は閉じることができず、結果、角膜が乾燥して炎症をくり返し、現在ではほとんど視力はありません。
また、同じく口許のひき攣れは、ほ乳瓶からのミルクも飲むはじから零れる状態で、食事には長い時間がかかります。
しかしながら智慧は、それ以外では普通の子供になにひとつひけをとることはありません。むしろ育ての母たちが付けたその名の通り、聡明だそうです。近頃、乳歯が生えはじめました。
整形科の主任、劉医師は智慧の症状を非常に稀にみる面裂畸形と診断しました。
整形手術はたとえば微笑を浮かべた際の表情と普段の顔立ちとを検討しながら修復を加えねばならず、大きな困難を伴うといいますが、病院側では全力を尽くして智慧が自然の笑みを浮かべられるよう、努力する所存といいます。
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