2007.11.08 (Thu)

15歳の少女の胸に「淫乱」と彫った36歳の男

71109i.jpg猫撲ほか―
これは2005年に起こった事件です。

莉莉(リリー)は四川省の馬辺県に生まれました。暮らし向きは貧しく小学校を卒業した後、中学は中退して働きにでました。就職先は県政府のある町のとある農家でした。

まだ幼さの残るその愛らしい顔には人を惹きつける魅力にあふれていたのでしょう。従業員らが何やかやと莉莉を気にかけました。当時36歳だった宋永強も最初はそのうちの一人だったといいます。

宋永強は莉莉に与えられた仕事を手伝い、まさに痒いところに手が届くようなマメさで彼女の面倒をみはじめます。中学なかばで中退した15歳の田舎出の初な少女に人を疑うという意識はありません。莉莉もまた宋永強を「おじさん、おじさん」と慕いました。
そしてしばらくたった後、宋永強は莉莉に愛を告白したのです。

年の差は21歳。さすがに莉莉もためらいました。しかも宋永強には結婚歴があり、14歳になる息子までいたのです。莉莉が返事を決めかねていると、ほどなくして宋永強は農家を二人して出ようと言いはじめたのです。行き先は成都。両親に宋永強のことを話して猛反対をうけた莉莉でしたが、今までよくしてくれた「おじさん」に抗うことはありませんでした。
2005年6月27日。こうして成都に出てきた二人は部屋を借り、宋永強は工場の守衛の仕事を見つけ、新生活をスタートさせました。しかし二人きりの生活も莉莉が仕事を探しにいった頃から危うくなりかけます。

飯店でバイトをはじめた莉莉に僅か二、三日で疑いの目を向けた宋永強は彼女に仕事を辞めさせました。自らも守衛の仕事を辞めた宋永強は、以前のものわかりのいい「おじさん」ではなくなり、その年齢差が導く嫉妬の塊となっていたのかもしれません。
バイト先で知り合った男性二人が莉莉の家を探し当て、外に遊びに連れ出したのを知った宋永強はついには莉莉の顔を殴りはじめました。莉莉の本当の悪夢はここから始まったのです。

71109j.jpg夏も終わりの8月31日。口を開けば「この売女め、いままでの恩も忘れやがって」と罵るばかりの宋永強は、莉莉を殴っているうちに興奮したのか台所から包丁をもちだし、彼女の上にのし掛かりました。リリーは何をされるかわからないままに抵抗もできないでいます。宋永強は15歳の莉莉の頬に刃先を向けました。

「声を出すな。騒いだら一気にいくぞ」と告げる宋永強の表情には狂気が宿っているかのようです。すでに頬をいくらか刻まれた莉莉は必死に哀願するしか手だてはありませんでした。
頬を伝って流れ落ちるのが血か涙か、莉莉にも判別できませんでした。痛みさえもなかば感覚を失った彼女には感じられません。莉莉は服を脱がされると胸にも刃をうけました。刀傷の上から藍薬水とマジックで墨をいれられた刺青は、「騒(日本の「乱」)」と「淫」の二文字。
満足そうな笑みを浮かべた宋永強は精も根も尽き果てた様子で死んだように眠ったといいます。

翌日、一度はきまり悪げな表情をみせた宋永強でしたが、家を出て酒に酔って帰ってくると、再び莉莉を求め、苛みました。
「おまえは卑しい女だ。おまえはおれを裏切ったのだ」。真っ赤に充血した目で、ことを終えた莉莉を睨むと昨晩と同じように台所から包丁をもちだします。左腿、そして右腿と刻んでいく宋永強は莉莉の腿から流れる血を舐めながら顔を自分の血と涎で紅く染め、鼻を啜り上げました。「わかってくれ。おまえしかいないんだ」。莉莉の前にいたのは、哀しい男の性を露呈したひとりの中年男でしかありませんでした。

宋永強はあの男たちを始末してやると言って家を出ていきました。痛む脚を押さえて立ち上がった莉莉はここに至ってようやく警察に通報します。
明け方の三時、警察は潜んでいた宋永強を逮捕しました。大量の雷管を所持していた宋永強は、最後には莉莉と心中するつもりだったと告げました。事件後、四ヶ月後の12月24日、四川省武侯法院の判決では、侮辱婦女罪で4年6ヶ月の刑をいいわたされています。

莉莉は、記者の取材まで鏡を見る勇気がなかったと告げました。

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少女を監禁暴行した上に刺青をいれた男が無期懲役

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