2007.11.08 (Thu)
マッドサイエンティストたちが見た夢は? 10 bizarre experiments(3)
この実験も元ネタ「Museum of Hoaxes」にある「The Top 20 Most Bizarre Experiments of All Time」には記述がありません。
1930年代、カリフォルニア大学の生物学者、ロバート・コーニス(Robert Cornish)は、死体を甦らせようと試みています。
使用したのは、ラザロ(Lazarus)という名のフォックス・テリア。この犬の死骸にアドレナリンと抗凝血剤を注射したコーニスは、死骸をシーソーに乗せて揺り動かすなどといろいろ試みたようです。死骸はほんの瞬間、目を覚ましたかにもみえました。が、死という厳粛な事実を変えることはできません。
この研究で大学を追放され、自宅で研究を続けるコーニスの前に、死刑囚のボランティアが被験者として名乗りをあげましたが、市当局は万が一、生き返った場合、囚人を釈放せざるを得ないとの理由でこれを却下しています。
9. Eyes wide open(誰も寝てはならぬ)
この実験も元ネタ「Museum of Hoaxes」にある「The Top 20 Most Bizarre Experiments of All Time」には記述がありません。
1960年、エジンバラ大学のイアン・オズワルド(Ian Oswald)は、人は視覚や聴覚などに刺激をうけても眠ることができるかどうかという実験をおこなっています。
方法は、被験者の目を見開かせたまま、テープで固定。50センチ手前でフラッシュを瞬かせました。その他、電撃を与えたり、大音量の音楽を聞かせるなどして睡眠にはいるのを妨げようとしましたが、実験に参加した3人のボランティアは、いずれも12分のうちに眠りに落ちました。
オズワルドは、どのような刺激にしても単調でリズミカルになると、睡眠を誘発すると結論づけています。
10. Face of disgust(嫌悪の表情)
1924年、ミネソタ大学で心理学を専攻する大学院生、カーニー・ランディスは、感情が人に特定の表情を喚起させていることに注目。被験者の顔にラインを引いて刺激を与え、どんな刺激にどのような特徴的な表情をあらわすのか調べました。被験者が味わった刺激はさまざま。ジャズを聴き、アンモニアを嗅がされ、カエルを何匹もいれたバケツに手を突っ込まされるといった手合いのものです。しかし実験はいささか度が過ぎました。
ランディスが被験者に手渡したトレイには、生きたネズミが載っています。彼は被験者たちに告げます。「ネズミの首を刎ねてくれませんか?」
被験者たちはいっせいに抗います。それでも説得に応じてネズミの首を刎ねたのは3分の2。残りの3分の1は最後まで拒絶しました。
ランディスの実験は結果がどうあれ、60年代にエール大学でおこなわれた社会心理学者スタンレイ・ミルグラム(Stanley Milgram)の有名な「服従の心理」の実験を彷彿させるものがありました。つまりは特定の表情の喚起といった彼の研究より、彼が与えた命題への承諾について追っていくべきだったのかもしれません。
人は同一の感情をあらわす、たとえ目の前でネズミを殺す場面を凝視するといったことでさえも、反応、表現、そしてさまざまな行動で反応するのです。
マッドサイエンティストたちが見た夢は? 10 bizarre experiments(1)
マッドサイエンティストたちが見た夢は? 10 bizarre experiments(2)
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

















