2007.10.19 (Fri)
額がV字形に突出した女性

―大洋網―
画像は17日、手術を前にして病院の窓外を眺める黄桂秀さん(29歳)。
手術といっても額から突出したV字様の頭骨を鋸でひくという、整形外科、脳外科の両科にわたる工程は難度も高く、生命の危険を伴います。それでも今まで、なにごともこの容貌のためにずっと堪え忍んできた黄さん自身の人生を思えば、見いだすのは怖さより希望のほうが強いかもしれません。
広西壮族自治区南寧市、それも街からはずっと遠い村で生まれた黄さんは、生まれたときから面部に畸形がありました。父は30数歳と遅く母を娶り、ほどなくして黄さんが生まれました。医者に診せ、医者からは手術を勧められましたが、家の貧しさから両親は先に先にと伸ばします。
やがてものごころがつき、子供ながらも世間と関わりをもつようになると、彼女を待っていたのは苛めと嘲笑でした。
額にV字状に突出した骨の畸形、くわえて鼻翼は小さく、切り欠きがあります。通学のほかは家から出なくなり、髪も長く伸ばして額を隠し、ずっと下を向きながら歩いた黄さんでしたが、中学に上がる頃には苛めに耐えられず、一年で中退しました。
失意のままに両親と畑仕事に出る毎日を送っていた黄さんは、19歳のときに人から紹介された男性と結婚証を受けとることなしに同居をはじめます。ところがこの男性は黄さんが生んだ子が四歳になると、子を連れ、行方知れずとなりました。
どんなかたちにせよ家族そろっての生活という居場所を失った彼女は働きに出ました。面接に行く先々での侮蔑、そして拒絶。くわえて長い髪で額を覆って歩くなかにも内縁の夫に連れ去られた子供を捜しつつ。
そんな彼女に同情し、雇って雑用をさせたのはとある縫製工場の支配人です。
支配人の薦めで彼女は手術を受ける決心をしました。額の凸部を鋸でひいて平らに削り、その後鼻部を造成するというふたつの手順。支配人の口利きもあったのか、病院では手術代を半額にすると申し出ました。
いぜん大出血の怖れのある難度の高い手術ですが、成功すれば黄さんの顔は普通のひとに八割方近づくと病院側では述べています。
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