2007.10.14 (Sun)

六歳のまま永遠に成長を止められた少女の主治医が自殺

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Seattlepi
六歳のままで成長を「凍結」された少女、永遠に少女として生きることを余儀なくされた「Pillow Angel」アシュリーの主治医、ダニエル・ギュンター氏が、9月30日、自宅において一酸化炭素中毒で死亡しました。警察では自殺とみています。

画像の切なげな無垢の瞳をカメラに向けるアシュリーは、2004年、脳障害からシアトルの児童病院を訪れ、入院に至りました。
言葉は遅く、飲食物の嚥下さえままならないアシュリーの治療が困難をきわめたため、医師と両親は双方合意のうえで女性ホルモンを大量に投与し、彼女の成長を止めます。続いてこれも脳障害の影響か六歳で初潮がみられ、思春期にはいったことから、ギュンター医師はアシュリーの子宮を摘出、次いで乳房をも切除しました。
この結果、アシュリーの体は成長をとめ、身長1メートル30センチ、体重34キロの「お人形さん」になってしまったのです。

「Pillow Angel」という愛称とともに、こうしたアシュリーへの治療が広まると、治療を施したギュンター医師、そして両親に対して多くの反論が寄せられます。その多くは介護上の便宜から、少女の成長を止めたことに対する非難。
両親はブログで、「アシュリーの世話をするための便宜からではなく、アシュリー自身の生活の質的向上から手術に同意した」と反駁しますが、将来的に治癒の可能性が低いからという理由で、性的な徴を少女の体から剥ぎ取る行為がはたして治療といえるのかどうかと議論をよびました。

しかし現実問題として、アシュリーは自力では立てず、寝返りも打てないことから、上体を起こして支えるにも革ひもやチェーンの世話になります。キュンター医師はこう反論しました。「たとえばアシュリーが成長し、充分に成熟した肉体をもちながら、女性と自覚した尊厳をもたないままで暮らすことにどんな意義が見いだせるだろう。彼女は両親の腕のなかでずっと愛されることが幸せなのだ」。

不治の病と人間の成長を医学的にストップさせることの是非が問われた問題でしたが、その医療行為をおこなった医師自身へのプレッシャーは、ギュンター氏が想像したよりはるかに大きかったのかもしれません。

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