2007.09.19 (Wed)

666サイトに侵入した17歳のハッカー少年に寛大な判決

70919a.jpg大洋網
教育局のサイトなどを含む666のサイトに侵入してファイルを改ざん、昨年八月に逮捕、起訴された17歳の少年に対して広州花都区人民法院は、被害が軽微だったことから実刑を科さない旨の判決を言いわたしました。記者はこの少年、凡に取材を試みました。

「在中国被黒網站統計系統(http://www.zone-h.com.cn/)」、中国の黒客(ハッカー)によるクラッキング履歴を記したページで年間のクラッキング数4位まで上り詰めた少年、凡の記録をみると、最初に侵入が認められたのは2005年10月31日とあります。
下を向き、記者の問いかけにも消え入りそうな声で答える凡は、その手口についてはこう述べました。「セキュリティホールは必ずあるんだ。管理者権限を得ることは難しいことじゃない」

凡がコンピュータに初めて触れたのは9歳のとき。以来ネットが彼の世界となりました。2002年にQQ(中国で大流行したインスタントメッセンジャー)のパスワードが盗まれる事件が多発したとき、凡も被害を蒙った一人でした。しかし彼は憤慨するどころか逆に感嘆し、そのスキルを身につけたいと思ったといいます。

徘徊するのはハッカーたちの巣窟。騙し騙され、その過程をも貪るように吸収していった凡は、つねに初心者を装って情報を得ていくとクラッキングの知識を積み上げていきました。
そんな凡は、2004年末に「校園黒客連盟(校園はキャンパスの意)」の審査、とある有名なサイトに侵入し管理者権限を得るという課題をまる二日寝ないで成功し、連盟の構成員として認められます。
この頃からハッカーとしての名を意識しだした凡は、「在中国被黒網站統計系統」で一位をとろうと、とあるサーバーに侵入、そこからひと晩のうちに200余りのサイトに侵入したこともあったそうです。

凡はこの頃になるとネットカフェからアクセス。奢りと自信からか侵入したサイトに痕跡を残したままで、ルートディレクトリの下に「test」ファイルを作成、嘲笑うように「セキュリティホールに注意するよう」書き込みを残しながら改ざん、挑発――彼のいうには不満ゆえ――に至りました。そのうちのひとつ、政務局のサイトに侵入した際に利用していたネットカフェが割れ、店長の供述から凡の犯行とわかり逮捕されるに至りました。

現在、職業訓練校に通っている凡は、将来はこの経験を生かし、ネットワークセキュリティーの会社を創ると意気込んでいるそうです。

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