2007.09.07 (Fri)
チャットでの暴言がもとでリンチを受け、尿を飲まされた14歳の少女

―貴州商報―
ネットでの諍いがもとでつけ狙われた14歳の少女が、少年ら6人に7時間にわたって暴行をうけ、衣服を脱がされたうえに少年の尿を飲まされるという事件がありました。
少年らに暴行を受けたのは芹さん。今年五月にようやく14歳を迎えたばかりの彼女は、新学期もはじまった一昨日、どう過ごしていいのかわからず、母方の祖父の家で茫然とときを過ごしています。
「家に帰って勉強したくてもできないんです。あの人たち、絶対仕返しにきます」。怯えた表情で語るのは芹さんです。
事件は7月27日に起こりました。当時貴州省の清鎮市の電建二公司の寮に家族と住んでいた芹さんは、ここから中学に通っていました。
27日は金曜日。芹さんは友だちと市民興路にあるネットカフェに遊びにいったのだそうです。このネットカフェでは年齢確認があったため、大人から身分証を借りて潜り込むのが常でした。
夜明け方の3時半でした。ネットカフェに入ってきた少年、冷が芹さんの方を見やると表に出ろと促します。冷は学生ではありませんでしたが、粗暴で学校の近くでもよく暴力沙汰を犯し、近所では有名でした。
衿を掴まれ、外に連れ出される芹には冷の仲間なども絡み、ネットカフェの店員は簡単な注意のみで素知らぬ顔。停めてあったタクシーに乗せられた芹は少年4人らとともに蟠桃宮にある中学校のサッカー場で下ろされました。
サッカー場にいたのは男女2名。女性のほうは芹さんと同学。下ろされるまでに芹さんは自分が連れ去られた理由を少年たちから聞かされていました。それによると、少年たちは以前に姉妹同然に付き合っていた二年上の女子学生、徐から頼まれたもので、芹さんがQQ(中国最人気のチャット)上で彼女を罵倒したことがそもそもの原因だったようです。
サッカー場で下ろされた芹さんは平手打ちからはじまり、棒ではたかれ、あげくに空いたカップ麺に注がれた少年の尿を飲むよう強制されました。その後グラウンドの隅に芹さんを連れていった冷がここで服を脱ぐよう脅したため、犯られると思った芹さんは隙をみて逃げだしました。強姦には至らなかったものの再び少年たちに殴る蹴るの暴行をうけ、翌日午前に再び車で連れていかれた徐の家からの帰り道、解放されたというのが事件のあらましです。なお徐の家ではスプーンに盛った塩を一両(約50グラム)ほど舐めさせられていました。
暴行をおこなった少年は数名が逮捕されましたが、ほかは逃亡中。芹さんは事件後、病院に搬送されて手当を受けましたが、入院費用が続かずに自宅での療養に切り替えられました。
病院には少年たちの親が見舞いに訪れましたが、治療費その他の話し合いはついていません。芹さんの家も悲惨で父親が服役中のために、芹さんは母親との二人暮らし。その母も日雇いの仕事で、月に収入は500元ほどだといいます。なお自宅療養中の芹さんは先月14日には吐血しています。
警察では現在事件を調査中とのことですが、ネット絡みの諍いがもとで起こった少年たちの暴走。果たして芹さんが現在いる祖父の家から通える学校に転校するなどの費用まで、少年たちに請求できるかどうかは疑問です。
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