2007.08.22 (Wed)
4歳でウエストが95センチ。稀に見る「布加総合症」女児が上京

―南海網―
20日の晩10時30分、海南省の海口駅から父親の郭良さんに支えられるように4歳の女児、郭彩雲ちゃんが北京に向かいました。社会工作協会児童希望救助基金の援助を願いつ、またネット経由で集まった寄付金は、郭良さん夫婦にとっては万感こみあげるものがありました。
異様に膨らんだ腹はウエスト95センチというサイズ。このお腹のために郭彩雲ちゃんは息を切らせたように忙しく呼吸をし、また眠るときには半身を起こすようにして床に就くといいます。突き出た腹に浮かんだ静脈はまるで蛇が絡みつくように幼い彩雲ちゃんの腹をうねり、右膝蓋にできた傷からは血が滲み続けてもいます。
記者がまだ20日の昼、海南省人民病院を訪れていた際に先客がありました。
訊くと見舞い客は海南航空の客室乗務員。ネットで彩雲ちゃんのことを知った同僚らがお金を出し合い、集まった2000元を治療費の足しにと届けにきたのだそうです。またその後にも見舞金をもって訪れる客が後を絶ちません。
郭良さんの家は4人家族。豚を屠る郭良さんに一家の生計がかかります。
今年1月4日のことでした。顔面を蒼白にしてとつぜん腹の痛みを訴える彩雲ちゃんを村の診療所に連れていった郭良さんに告げられたのは、肝臓が肥大しているがうちの診療所では扱えないという冷たい答え。
郭良さんが大きな病院を探し、診てもらううちにも彩雲ちゃんの腹は膨らみ続けます。病院の診断では「布加総合症」、肝静脈が塞がっているのが原因だということでした。(註 : 布加総合症――バッド・キアリ症候群 Budd—Chiari syndrome)
1月24日には手術。しかし肝臓まわりの静脈の流れをよくしても、肝臓内部の血流は滞ったまま。結局手術後も状態は変わらず、治療費ばかりが飛んでいきます。1月の入院治療費だけで6万元以上費やしてしまったという郭良さん一家は、ほとんどを親戚からの借金で賄ったため、家に蓄えはありません。ここで近隣の人々が助けに乗りだしました。カメラで撮った彩雲ちゃんの画像をネットにアップし、ひろく全国に知ってもらおうというのです。掲示板に掲載された彩雲ちゃんの病状は反響をよび、寄付が集まったばかりか北京の病院にかかる手だてをも与えてくれたのです。
また情報も寄せられました。それによると、治療費は10数万元。もちろん郭良さんに宛はありません。しかし海口車掌区の計らいもあり、北京市までの運賃は無料となりました。
後は前に向かって進むだけ。苦しげに息を継ぎながらも必死に耐えている彩雲ちゃんを気づかいながら、郭良さん夫婦は汽車に乗り込みます。
Tags : バッド・キアリ症候群 | 胸部・腹部の疾患 | 海南省 |
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