2007.06.26 (Tue)

7年間に8万本の吸い殻を食べた13歳の少女(2)

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君は最初は家のまわりに落ちていた吸い殻を好奇心で口にしたのでしょう。そして何らかの理由でトリガーを引かれた異食症は、少女を朝市のひけた広場へと向かわせました。そこは君にとって天国だったのです。
就学年齢で鞄まで用意された君は、このおおきな腹ゆえ、伝染病の疑いをかけられ、学校に受け入れてもらえませんでした。
村の人々の間にも噂がひろまり、親が避けさせるのでしょう、君に友だちはいません。君は昼間は家の戸口に座り、じっと同年代の子供らが学校に通うのを見ながら過ごしました。珍さんはそれを見ながら、毎日奇跡が起こるのを祈るばかりだったといいます。

今年5月16日、とつぜん君の体のあちこちから紅い染みが浮かび上がりました。家族は数年間蓄えたお金をすべて持って羅定市の大きな病院に娘を診せにいきました。
羅定市婦幼保険院の小児科主任、譚医師はこんな症状をいままで扱ったことがないとしながらも、CTスキャンなど各種検査の結果、腹を膨らませているのは常人の三倍以上という肝臓と脾臓、そして君を異食症に走らせたのは、「地中海貧血―Thalassaemia(サラセミア)」と診断を下しました。
地中海貧血は遺伝性の病気で、赤血球内のヘモグロビンの形成障害をひき起こし、罹患した小児は成長障害や肝臓と脾臓の腫大などが症状としてあらわれ、深刻な貧血をともなうものですが、輸血すれば症状がいくらか改善するものの、今度は鉄分過剰により臓器に損傷をあたえるという厄介な病気。
本人が訴える病状は鉄欠乏性貧血に似たもので、ここから君は異食症に走っていったのかもしれません。
なお病名のとおり地中海地方や中国などでみられる病気で、発症頻度は米国では100,000人に4人の割合とのことです。

また臓器に損傷をあたえる怖れがあるとはいえ経常的な輸血は必要で、根治には骨髄移植しかないそうです。でも骨髄移植には30万元必要。これからの輸血、毎回600元さえ珍さんたちには大金です。

羅定市テレビ局で放映された君の家族の窮状が波紋をよび、寄付金は現在、6000元あまり集まったそうです。


半月で22個の電球をたいらげた少年 10年間で1トンのガソリンを飲んだ女性 土をかじる少女 異食症(Pica)

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