2007.06.01 (Fri)

顔から垂れる15キロの肉塊、行きづまる家族の暮らし

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―青島新聞網―
こちらは、湖南省郴州市永興県の鄙びた山村に暮らす黄春さん。31歳の男性です。
面部から腹に垂れた腫瘤は、その重さ約15kg。ために黄春さんは歩くときにはいつも猫背で、大きく息を弾ませながら腫瘤を両手でひとまとめに抱え、かばうようにそろそろと歩を進ませます。

黄春さんの顔に腫瘤ができたのは、まだものごころつかぬ4歳の頃でした。家は貧しく、両親は医者に診せにいくことができなかったといいます。
10歳を過ぎる頃、左目は肉腫に完全に覆われ、また腫瘤の重みから脊椎が歪み奇形、上顎と下顎も変容して咬合がきかなくなり、歯は25歳までにすべて脱落。腫瘤は現在およそ15kgにまで成長し、なお膨らみ続けています。

31歳を迎えた「象人」黄春さんは身長が1m35cm、体重は40kgで、この巨大な腫瘤のため、聴覚および発語することは不可能となりました。
父親の黄晩保さんは取材に訪れた記者にこう述懐します。
いやね、実をいうとあれを見世物として全国をまわって金を稼ごうと考えた時期もあったんだ。でも家族の反対に遭ったよ。あたしたちはあの子の肉親なのよ、どんなに辛い目にあったとてあたしたちは全て受け入れるべきよ、とね。

しかしながら黄晩保さんはうなだれ、深いため息を漏らします。
食べるもの、着るもので不自由はさせてこなかった。生活を切りつめてなんとか治療費を捻出しようとしてきたのに、聞けば手術費は数十万元というじゃないか。とてもじゃないがわたしたちに手に届く金額じゃない。それにこの二年前から、わたしも肝硬変を患ってね。

一家は日の出とともに働きはじめ、日が落ちるまで野良仕事に打ちこみます。痩せた土地からとれる作物は、年数千元といった僅かな収益で家族の暮らしを辛うじて支えています。
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