2007.05.25 (Fri)
中国製練り歯みがきから致死量の毒物。国内向けはさらに毒性が強い?
―BBC News―パナマとドミニカ共和国に輸出された中国製練り歯みがきから、致死量相当のジエチレングリコール(diethylene glycol : ブレーキ液、不凍液、燃料添加剤などに用いられる、食品添加物として使用が認められている国はない)が発見されたとFDA(アメリカ食品医薬局)から報告があがり、先のメラミン含有のペットフードの例も踏まえて、中国発の健康被害をもたらす製品に懸念がひろがっています。
ジエチレングリコールは、下痢と発熱からはじまり急性腎不全、麻痺、死亡に至る疾病をひき起こす薬物で、パナマでは昨年10月にも自国社会保障機関の工場で製造された無糖咳止め・抗アレルギーシロップ剤に混入されたジエチレングリコールから多数の死者が出たばかり。
今回、致死量相当のジエチレングリコールが見つかったのは、中国製の練り歯みがきで、江蘇省丹陽市の成事家化有限公司製造ほか一社のもの。製品名は「エクセル(Excel)」と「ミスタークール(Mr Cool)」で、現在市内に出まわっている量は、約10,000個だといわれます。またすでに購入された同歯みがきは約6,000個とのことです。
パナマではさっそく店頭から同歯みがきを撤去するよう通達を出しました。また、これをうけて中国政府では同有限公司などの立ち入り調査を開始した模様ですが、実際問題として中国ではジエチレングリコールに対する正式な規制がなく、今回の使用も1990年以来本来用いられる筈のグリセロールが高価なため、ジエチレングリコールが代わって用いられたことがきっかけのようです。
なお、China Daily紙の社説によると、たとえばこうした有害薬物の使用基準に対外向けと国内向けのダブルスタンダードがあることは公然の秘密で、国内向けの基準はもっと緩やかだといい、中国国内での健康被害を懸念しています。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
「プレゼントがあるの、目隠しして」と持ち掛けた娘、視界ゼロの両親をナイフで殺傷 他
中国製練り歯みがきから致死量の毒物。国内向けはさらに毒性が強い?


















