2007.05.10 (Thu)
イギリスの全員女性の六つ子、艶やかに23歳
―現代快報―1983年11月18日、リバプールに住むグラハム・ウォールトンさんとジャネットさん夫婦は不妊症の治療を終えた後、病院でうれしい知らせを聞きました。待望のおめでたです。ところがジャネットさんが授かった赤ちゃんは、なんと六つ子。それもすべて女の子という、世界でも稀にみる、いや生存しているなかでは世界ただ一例というもので、全世界に報じられました。
「奇跡」から23年を経て、六つ子の女児は艶やかに成長し、いまではそれぞれが異性の注目をほしいままにする美人となりましたが、ウォールトンさん夫妻は逆に頭をかかえています。
「もしいっぺんに六人が嫁に行ったら、家が傾いちゃうかもね」
現在57歳のグラハムさんと54歳のジャネットさんは、80年代の初めに結婚しました。しかし不妊症を告げられた妻のジャネットさんは3年間で13回もの人工受精からの着床に失敗。こうなれば養子をと考えていた矢先、とつぜん妊娠を告げられたそうです。それも身ごもったのはなんと六つ子でした。
六つ子の計12本の足でお腹を蹴られ続けたジャネットさん。さぞ臨月には睡眠不足に悩まされたでしょうが、なんとか出産にこぎつけ、わずか4分の内に六人が産まれるという軽いお産だったといいます。しかもすべて女児。確率にすると1040億分の1という天文学的な数字で、世界中のメディアから取材が殺到しました。
しかしこれからが子育ての本番。まずは子供たちの名前をそれぞれ、ハンナ、ルーシー、ルース、サラ、ケイト、ジニーと名付けたウォールトンさん夫婦でしたが、最初のうちは顔立ちがみな同じ、どの子がどの子なのかまちがえることもしばしばでした。あちらをあやせばこちらが泣きだし、隣ではオムツの換えにその隣ではミルクをほしがる忙しさ。
塗装工だったグラハムさんも育児のために一年仕事を休み、妻に付きって子育てを手伝いましたが、最初のうちはさずがにてんやわんやだったそうです。
そこで夫婦が考えた秘策。ベッドを六つそろえて壁に沿って並べ、それぞれのベッドに紙を貼り、名前、ミルクをあげた時間、オムツを換えた時間を記したそうです。
世界の名だたる企業が彼女たちのスポンサーに名乗りでました。しかしウォールトンさん夫妻は、子育てにはつつましやかにとこれの大半を断ったのだとか。そして結果、子供たちは素直に美しく成長しました。
いったんは18歳を迎え、それぞれが一人住まいへと旅立ちましたが、いまは6人のうちの5人までが家にもどり、両親とともに仲よく暮らしているそうです。
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