2007.04.07 (Sat)

女性が公営路線バスの車内で暴行、携帯を盗まれても乗客は知らんぷり

click!―中国経済網―
広東省は広州黄沙を走る公営の路線バスの車内で、女性が三人組の男に刃物を突きつけられて胸をさわられ、バッグから携帯を抜き取られるという事件がおこりました。しかし居あわせた乗客は関わり合いを怖れてか、誰一人として止めようとする者はいなかったそうです。

事件がおこったのは6日の午前10時。用があって出向いた陳さんは所持していた携帯をバッグのなかに入れ、路線バスに乗車しました。ところが間もなく乗り込んできた18歳くらいの三人組の男が、座っていた陳さんを挟むように席を占めると、横から手を伸ばして陳さんの胸をつかみました。
「変態、やめて!」手で胸をかばい大声で叫んだ陳さんでしたが、下卑た笑いを浮かべた男のひとりが新聞紙に包んだ短刀をあごに突きつけたため、怖くなって抵抗をやめたそうです。

ほかの乗客たちが見て見ぬふりをするなかで、目をつむって男たちのされるがままになっていた陳さんは、ふと提げていたバッグのファスナーをひらく音に気づきました。見るといつの間に現れたのか、男たちの仲間と思われる一人の女がバッグに手をかけています。
男たちをはねのけて立ち上がった陳さんは、乗降口に向かいました。すると男たちもついてきて、今度は三人して取り囲み、陳さんの両腕の自由をうばって今度は服のなかに手を入れてきます。その隙に女が陳さんのバッグから携帯を抜き取りました。携帯はノキア製。3000元です(中国都市部の給料が現在一ヶ月2000-3000元)。

「ドロボー、誰かつかまえて!」次のバス停で下りた三人組の男と女を追う陳さん。誰も応じようとしないまま、陳さんが諦めかけたとき、自転車で通りかかった50歳代の男性が飛び降り、女に飛びつきました。女は携帯を投げ棄て、携帯は陳さんのもとに無事もどりました。
しかしながらこの事件で、目撃者は一人だに名乗りをあげず、捕まえた筈の女でさえ、供述がとれないところから犯人確証できず、また陳さんが乗ったバスのナンバーと運転手の特徴を示すことができないため、バスを運行する広州第一公共汽車公司でも運転手の証言をとるのにあまり気乗りでない様子。
昨年の何割増しかで日本でも中国への観光客が増えていますが、公共機関を利用するにせよ、まだまだ女性のひとり旅はこわい国なのかもしれません。

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