2007.03.03 (Sat)
お尻まるだしで険しい山道を這いまわる少女

―河南商報―
河南省鄭州市の郊外に住む少女、艷麗。
足に障害をおっていますが、外に出ることはなにより好きです。少女の住まいは深い山のなかにあって、杖をつくよりこうして這うことを覚えました。出かけるときには、そのまだあどけない口に、好きな絵をはさむそうです。
艶麗は今年13歳。幼い頃、山に棄てられていたのを現在の養父母がひきとって育てています。ひきとった当時から軽い障害がありましたが、それとて6歳になって右足にできた忌まわしい腫泡に比べればたいしたことはなく、走ることさえできたといいます。
この腫泡は膿をもち、やがて大量の膿汁が艶麗の足から流れ出るようになりました。養父母はもちろん心配し、幼い彼女をいくつもの診療所に診せます。しかし家は貧しく、診療代がまかなえないため、おもに飲み薬と腫泡を消毒薬で洗うことで治療をかさねてきました。
こうした結果、昨年9月には爛れた足首がぼろぼろになって落ちました。落ちた後も脛からはひっきりなしに膿が流れ、骨が露わになったまま傷口はかたまりません。また艶麗は先天性脊椎缺失という病気をも抱え、大小便をきちんとすることができません。このためズボンの股ぐらにはおおきな穴があけられ、臀部はいつも露出しています。じつは艶麗は昨年まで戸籍がありませんでした。これは養父母が届け出なかったからではなく、村の幹部が受付を拒んできたからです。その幹部も昨年末、1500元という大金を養父母にわたすとともに艶麗の戸籍をもうけました。これでようやく障害者としての扶助も受けられます。
艶麗はこれまで学校にもいけず、行ったとしても席に座ることすら出来なかったのですから、ある意味、幹部は養父母がふたたび艶麗を棄てる可能性も探っていたのかもしれません。そうすれば少女は人知れず、闇から闇へと葬り去られることになったのでしょう。
今年も春節を終え、例年にない暖かい春の兆しはあたらしい命の息吹をここ山奥にまで運んできます。艶麗は今日もこうして外へ這い出ては日ごと色づく景色を楽しみます。目下少女の心を充たしているのは絵です。どの絵も明るい色彩があふれて表情豊かに描かれていますが、人物を描いてみな下を向いているというのが心打たれます。
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