2007.02.06 (Tue)

賑わいのなかで、9歳の男児が火に包まれ、誰も助けず

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―奥一網―
春節をまぢかに控え、賑わう市場で、道端の花火が服に引火。 9歳の男の子が重傷の火傷ををおうという事故がありました。 現場には大勢の人が行き交い、5メートル先には小川があったにも関わらず、だれ一人男の子を助けようとはしなかったそうです。

事故が起きたのは昨日午前9時。 今年9歳を迎える剣鋒くんは、広東省広州市の花都区芙蓉鎮の小学校二年生です。
昨日の芙蓉鎮の旗嶺市場は春節をまぢかに控え、正月用品を求める人々でごった返していました。 ここに友だちと遊びにきていた剣鋒くんは道端の花火がズボンに引火。 火はあっという間に両脚にひろがり、剣鋒くんはしゃがみこんで手で火をはたいたそうです。 ところが火は消えず、動転してズボンも脱げない剣鋒くんは、わーわー泣きながらただぴょんぴょんジャンプするのみ。 勢いのついた火は着ていたセーターにまで燃え移りました。

この間、現場には大勢の人がいたにも関わらず、ただ剣鋒くんを見ているのみ。 駄菓子のサトウキビの露天が近くにあり、その露天商にいわせると数十人がこの事故を目撃していたといいます。
剣鋒くんはズボン、髪の毛をすべて失い、セーターの端切れが肩にくっついた状態で火は収まりました。
事故を伝え聞いて飛んできた両親は、ぐったりした剣鋒くんを抱え上げると芙蓉鎮の衛生院(簡易診療所)に運びこみましたが、医師に大きな病院のほうがいいと勧められ、花都区中醫院に担ぎこんだそうです。

剣鋒くんは40%以上を火傷でおおわれ、いまだ危篤状態が続いています。
「幼い剣鋒のズボンを誰かちょっと脱がせてくれれば…、小川の水を誰かちょっと剣鋒にかけてくれれば…、それとも誰か川に連れていってくれるだけでよかったのに」。 そう言って剣鋒くんの母は記者の前で泣き崩れました。

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