2007.01.20 (Sat)

18年前に失踪した娘、野生化していたのを捕獲(詳報)

click!―The Sun―
不満を示すかのようなグルグルという鳴き声に、ときおり耳をつんざくような金切り声の叫びが混じります。 しかしながら、猿のように上体を屈め、神経質そうに首を巡らせては怯えの浮かぶ瞳でちらりとこちらの様子を窺うのは、まぎれもなく人間、そして女性です。
カンボジアで18年前、8歳のときに行方不明になった女の子は、なかば野生化しながらも、しっかりと成長していました。

彼女、ロチョム・プニン(Ro Cham H'pnhiengbousen)さんは、1989年にカンボジア北東部のラタナキリ州の森で行方不明となりました。 父親の心配をよそに村人たちは、ワニが多く棲む湿地帯ゆえ、てっきり食べられたものとずっと思いこんでいたそうです。 ところが、ここ最近にいたって森で働いている木こりが、作業小屋に置いておいた弁当の中身が消失していることに気づき、監視を続けたところ、髪を足まで垂らし全身泥で覆われた生き物がやって来たそうです。 もしやあれは人間? そう思った木こりは他の村人を率いて捕獲に乗りだしました。

こうして捕まったのは紛れもなく人間、それも女性でした。 男たちに取り押さえられた彼女は、黒っぽくなった歯をむき出して威嚇したといいます。 この話は娘がまだ生きているとずっと信じていた父親のもとにも伝わり、さっそく確かめにいった結果、腕に残っていた傷跡で失踪した娘だと確信したそうです。

家に連れ帰った両親は、まずは僧にたのむとジャングルの悪霊払い。 しかし誰が見ても人間としての生活には馴染めない様子。 服を着せてもひきちぎり、ジャングルに帰りたいのか始終泣き通し、今のところ、パパ、ママ、お腹減ったという三つの手振りしかできません。 口を指さすのは空腹だということ。 喉が渇いても口を指さします。 両親は箸を使わせようとしますが(カンボジアでは麺類にかぎって箸を使用)頑固に抵抗。 シャワーも浴びたがらない彼女は、歩くより四つんばいの方がまだ早いそうです。

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