2007.01.12 (Fri)

恐怖に顔を歪めるミイラ―ペルー・チャチャポヤス文明

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ミイラといえば一般的には比較的安らかな死に顔ばかり。 ところがこちら、ペルーで発見されたミイラはまるでこれから滅びゆくおのれの肉体を体現するかのようにリアルです。

ミイラは最低でも600年以上前に作られたものとされ、その抜きんでた防腐処理のスキルが、このような表情あるミイラを現在にまで遺したのかもしれません。
死への恐怖に顔を歪める女性、彼女が属していたのはペルーはアマゾンの深域、後ろに神の山、アンデスを擁するチャチャポヤス文明でした。

数年前から米、ペルーの調査隊が発掘調査をおこなっているこの都市国家は、1300年前に栄えたとされ、高度2,800mの山岳にエジプトのピラミッドの三倍以上の量という巨大な石造りの城砦を設けました。
人口は約1万人と推定され、学者の間では何らかの理由で欧州からわたった白色人種がその源ともいわれているそうです。 しかしながら歴史も文明もその多くは謎のなか。 800年から1500年にかけて興隆したといわれながら、チャチャポヤスが実際に彼ら自身によって何と呼ばれていたのかさえもわかっていないのです。 チャチャポヤスのいう名は、彼らを滅ぼしたインカ帝国側の呼び名――雲上の人々を意味する――なのです。 チャチャポヤスの記録は、1512年にスペインがインカ帝国を侵略した際、すべて失われました。

学者のなかでは有名なマチュピチュの遺跡よりも高く評価する向きもあります。 ペルー政府は、発掘をすべて終えた後、これらミイラを美術館で一般公開したいということです。

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