2007.01.10 (Wed)
新婚の夫の頭を金槌でたたき割って殺害、遺骸に火をつけた女
―北京朝報―新婚の夫に保険金を掛けて殺害、金槌で頭をたたき割った末に遺骸に火をつけて逃げたとされる女の公判が、昨日北京の中級人民法院でひらかれました。
事件はちょうど1年前にあたる2006年1月4日におこったもので、場所は、2008年の中国オリンピックで水泳などの種目が催される順義区。 ここで年初に挙式をあげる予定だった新婚夫婦の家から出火がありました。
平屋の家屋はほぼ全焼。 寝室からは夫の王秀亮さんの焼死体が発見され、12日後に妻の高艶栄が殺人の疑いで逮捕されました。
警察の調べで、王秀亮さんは焼死したのではなく、鈍器のようなもので頭蓋に損傷を受けたことが死因と判明。 また王秀亮さんの血液から多量の睡眠薬が検出されたこと、ならびに高艶栄を受取人とした40万元(約640万円)の生命保険が掛けられていたことが逮捕の決め手となったようです。
隣近所の話では、高艶栄は夫を亡くしてからさして悲しむ様子でもなかったそうで、出火してから2日後、警察が遺骸を検死にまわそうと引き取りに来る前に火葬の手当を急いだり、弁護士に保険金の支払いについて訊ねたりと、とても新婚の夫を亡くしたばかりの新婦とは思えない行動。 また婚約中に何度となく結納の金品を夫側に請求していたこともわかりました。
公判での争点は三つ。
現場の状況と夫に保険金を掛けたこと、その後まもなく被告には肉体関係にまで至った恋人ができたというものです。
まずひとつ目、捕らえられた高艶栄は、お金のことで夫と口論になり睡眠薬を湯呑みにいれて飲ませたところ人事不省になった、そこで金鎚で夫の頭を叩き、寝具に火をつけたと供述したということですが、公判では自供を翻しました。
二人が知り合ったのは一年前、友人を介してで、年初に結婚証明書を受けとり、15日には披露宴の予定にもなっていた、夫婦仲はとてもよく、ただまだ挙式前なので夜は隣町の実家に帰っていた、あの日は家に帰ったあとで夫が焼死したことを知らされた、誰かほかの女に殺されたのにちがいない、こう述べた高艶栄ですが、検察側は否定しました。
第三者のいた形跡はなく、王秀亮さんは恨みをかうような人柄でもなく、第一にあれほどの量の睡眠薬を疑いもなく飲ませられる人間は妻しかいないという訳です。
長くなりますからあとの二つは割愛しますが、高艶栄が過去、保険会社で6年間勤務していたこともあらたに判明。 さらに一週間と経たぬ後に肉体関係にいたった恋人の 「夫とは一度もなかったの。 世間体がわるいから子種が欲しいの」 となかば強引に肉体関係に誘われたとする証言で、否定すればするほど、女としての恥も上塗りされていくような体。
法廷では、「こんな推理小説のような謎解きで、みんなで寄ってたかってあたしをどうしようっていうの。 ちっとも公平じゃないじゃない!」 と吠え、あるいは泣き崩れたりと傍聴人の情を誘っているようですが、さすがにこれだけ暴かれると女の涙も通用しないようです。
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