2007.01.05 (Fri)

妻を車で引きずり、道路には剥がれた頭皮、ちぎれた耳

click!―Toronto Star―
車内で夫婦ゲンカ、子供二人が乗っている車で妻の体を引きずり大怪我を負わせた男が懲役15年の刑を言いわたされました。

昨日、高等裁判所のフランセス・カイトリー裁判官に 「殺人未遂としても最悪なケース、まるでホラー映画のような被告の所業」 と言わせしめたこの事件が起こったのは、2005年10月28日のこと。 子供たちを保護するため名前は明らかにされていませんが、カナダは東部、オンタリオ州に在住、臨時雇いのタクシードライバーとして金を稼いでいたこの37歳の男は、当時7歳の娘と4歳になる息子を後部座席に乗せ、妻の運転する車でスーパーに向かっていました。

事件当時、二人は3ヶ月の別居中。 原因は妻の浮気にあったといいますが、家を出た男はいずれ妻を殺してやると周囲に漏らしていたそうです。 今後二人がどうするのか、養育権などの話もあったのでしょう。 ひさびさに再開した妻子の車に乗った男は、McCowan Rd近くの401号線から工場地域に車を向けるよう指示しました。
ところが、無機質な工場群の灯りが明滅するエリアに着くと、夫婦の間でお互いの私生活に関して諍いがはじまりました。 激昂した男はまず妻の顔を拳で殴りつけます。 子供たちの証言によれば、妻は口から噴いた血が子供たちにふりかかったほどの力で殴りつけられたといいます。
怯えた子供たちは母親のバッグから携帯を取りだし伯母に電話。 男は妻を殴ったあと、妻がもっているクレジットカードの番号を聞き出そうともしていたそうですが、電話をかけている子供たちを見ると、すぐに切らないとママを殺すぞと脅迫。 父親の鬼の形相にすくんだ子供たちは、携帯を取り落としました。 ただし回線はつながったまま。

ここで妻がドアを開けて逃げ出すと男は運転席に移り、妻目がけて車を走らせます。 男は妻の背中を車で衝き、倒れた妻の体の上を通過。 車台に髪が引っかかった妻は、うつ伏せのまま、25mほど引きずられました。 男はそのまま現場を去りましたが、たまたまこれを目撃していた工場の従業員が署に通報。 妻は命だけはとりとめたというものです。

妻が引きずられた現場の状況は凄まじく、髪と一緒に剥がれた頭皮が道路に点々と残され、ちぎれた右耳など肉片が血痕とともに道路に付着しているといった案配。 妻は首の骨から肋骨、骨盤を損傷、肺や肝臓、脾臓などもダメージを受けて、顔はもちろんのこと、足にも重い火傷を負い、治療は一生掛かるかもしれません。 また陳述によれば、子供を抱くこともできないほどのトラウマにも罹っているそうです。

公判では、妻側の傍聴人20数名が見守るなか、男は涙ながらにこう謝罪したそうです。
「なにも言い訳はできません。 私が悪く、罰せられてしかるべきです」

テーマ : 海外こぼれ話 - ジャンル : ニュース

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