2006.12.23 (Sat)

中国人と日本人の素養には30年の隔たりがある(1)

click!―中国経済網―
中国は北京大学と並び称される総合大学、清華大学の教授が訪日した際の印象をもとにして、こんなコラムを記しています。 題して 「中国人と日本人の素養には30年の隔たりがある」。 ちょっと面白いので訳してみますね。



今年の夏、筆者は中国の精細化管理研究(中国ではこのところのトレンドのひとつ。 システムの最適化、緻密化といった意)の一助とするべく、視察団を編成して訪日し、企業や大学、また政府の企業誘致窓口などを訪れました。
われわれがドイツやシンガポールなどと並び精細化管理のトップとみる日本企業では、その生産管理システムにたびたび驚嘆させられましたが、その実、精細化管理に的を絞ると、日本では市井の人々の間にもこの考え方が自然に根付いているのです。
訪日から半年たった訳ですが、私は 「日本贔屓の売国奴」 とレッテルを貼られる怖れがあったとて、彼の国の美徳について記すことが無駄ではないと考えます。

●まるで何かに駆り立てられるように働く日本人
日本人を見ていると、まるでいつでもどこでも誰かに見張られているのではないかと思うことがままあります。 しかしそれは強制ではありません。 駆り立てられるように働くなかにも絶えず仕事に対する喚起、改善が行われます。

●サラリーマンのプロ意識
事務職、営業職に携わる日本人は、スーツにワイシャツ、ネクタイといった服装をたとえ真夏の炎天下でも崩すことはありません。 街にあって目眩がするほどの暑さのなかでも、ひっきりなしに頬に伝う汗を拭いながら業務を遂行します。 タクシーの運転手とて例外ではありません。 誰が見ているということではなく、これは彼らのプロ意識のあらわれです。
60数歳になろうとする警察官でも、絶えずパトカーを駆って街を巡視。 本屋の店員は床に跪いてまで本を検め、和食の店では集団でぞろぞろ玄関で靴を脱ぎ散らかして入っても、出る段にはきちんと揃えられ、出口に爪先を向けた靴が整然と並んでいるといった案配。
また彼らのうちで何か失態をしでかした者がいたとして、われわれ中国人は直裁に 「あなたのせいで私は面子を失った」 と非難するけれども、日本人は叱責のなかにも相手に対する思いやりがある。 総じて他人を尊重し、自分を下に置くのです。 これは彼らの資質です。

●仕事に追われて夢をみる時間がない
仕事の終業というのは、多くの日本人にとって予定を完遂した時点が終業時間となるようです。 たとえばわれわれが、世界500社番付に載る住友商事を訪問した際、社員の退社時間のピークは夜の8時でした。 われわれは最初戸惑い、なにか事故があっての集団残業かと訝ったものです。 通勤の電車には夜の11時を過ぎても潮のように人が押し寄せ、席につくとすぐにうとうととし始めるさまには、考えさせられるものがありました。
日本人男性の平均結婚年齢は35歳。 子供ができるのは36歳です。 独身者は増え、一生子供をつくらない人々も増えています。 働く女性にとって、出産は仕事からのリタイヤを意味しますから、尚更子育てが不可能になるのです。 また日本の所得税はとても高く、相続税はときに払うことさえ難儀で、働き盛りに老後の蓄えをなすということができません。 定年の65歳になって多くの人は気づきます。 これでは帳尻があわないと。
電車内で舟をこぐ人々を見ながら、わけもなく私は感傷にとらわれました。(つづく)

Tags : 中国人気質 |

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