2006.12.15 (Fri)

ネット経由でドナーから精子提供を受ける女性たち

click!―the Daily Mail―
子宝に恵まれないイギリスのカップルが、ネット経由で精子提供者を探し、ドナーの精液を直接膣内に注射器で流し込むという方法で受胎、このたび出産にいたりました。 もちろんドナーと女性との面識はありません。
イギリスでは2年ほど前から、精子や卵子ドナーの匿名廃止という法律が施行されてから、ドナーの数が激減。 しかし逆にこういった状況が、精子や卵子の闇バンクを活性化させ、あるいは新たなビジネスモデルを生み出してもいるのです。

マーカス・キベルさん(41歳)とタミーさん(26歳)が結婚したのは今から8年前のこと。 年の差こそ離れていますが、ウェディングドレスに身を包み、これから親子ともども家庭を築いていこうとする二人の前には、差しあたって何の障害も見当たりませんでした。
マーカスさんの年齢から、早く子供が欲しかったというタミーさん。 ところが結婚後半年ほど経ってもタミーさんに妊娠の徴候はなく、医者で診てもらったところ、夫のマーカスさんの精子の絶対数が不足しているという結果が出たそうです。

二年後、二人はまず各々の精子と卵子をつかって体外受精を試みます。 受精卵をタミーさんの子宮に着床。 ところが妊娠10週で胎児が死亡していることがわかりました。 その時の心境をタミーさんはこう語ります。
「夫と私は、数千ポンドもかけてベビールームを設えたばかりだったからショックだったわ。 最初の検査で心音が止まってるって。 もう一度念のために検査してもらって、やっぱりダメだったわ。 赤ちゃんを掻き出すんだけど、生涯あんな辛い瞬間はなかったわね」
人工授精はこの後も二度にわたって失敗。 二人は結果的に施術費用だけで12,000ポンド(約280万円)費やしたといいます。

イギリスの中流家庭、収入もままあり夫婦ともに健康でありながら、子供だけがいない。 政府ではドナー匿名性の廃止の法施行以後、激減した精子提供者に対するサポートはいまだ講じていません。
こうしたカップルがどうしても子供を欲しがった場合、ネットを頼ることとなります。 サイトでは全世界からのドナー希望者の情報を載せ、子供の出来ないカップルとドナーとの間をとりもつことで成り立っているのです。 ドナー費用は数千ポンド、その他にも登録料、掲載料が必要なドナー提供サイト。 タミーさんたちも結局はこれに登録し、ドナーを募ることとなります。

「信じないかもしれないけれど、登録してから小一時間で13ものオファーがあったわ。 驚いた私はマーカスを呼んで、二人で検討したの。 で、髪の色が夫と似ていることと、マークという名前の響きで決めたわ」 と語るタミーさん。
サイトに通知すると、さっそくロンドン市内のカフェでセッティング。 二人はマークと名乗るドナーに初めて顔を合わせたそうです。
「初めて握手した時、奇妙な感じがしたわね。 だって私はこの男性の子を産むのよ。 了解を得たのは、彼が将来子供に決して会わないということ。 生まれたら写真を送るということ」。
こうした話し合いの結果、数日後にマークはキベル家を訪れ、プラスティックのコップのなかに精液を出し、タミーさんは寝室でその精液を注射器で膣内に注入。 排卵誘発剤を用い、一回目は失敗しましたが二回目に妊娠するにいたりました。

生まれた赤ちゃんの名前はミア。 女児です。 タミーさん夫妻は8年越しの赤ちゃん誕生に目に潤ませて歓びを語りました。
「こういったサイトなしには私たちの夢は叶わなかったかもしれません。 私心のないマークさんのような青年と会えて幸運でした」。
ドナーはこうして非匿名ながら、子供が成長してたどられることもなく、また危機を迎える精子バンクにかわって、法の隙間を縫った企業が多額の報酬を手に入れるという訳です。 もちろん、登録情報からドナーを選べる訳ですから、いわゆるデザイナーズベビー、医療関係に従事しているドナーの精子といった選択も可能です。 それもごく簡単に。

addclips  | strange | TB(1) | EDIT  

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://chiquita.blog17.fc2.com/tb.php/2168-c67f4d3f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

脈拍がないのに生きている男性 他

脈拍がないのに生きている男性【詳細記事】「ネズミは友達だから駆除できない」と苦情を突っぱねていた男性が息絶えて無数のネズミに食べられる【詳細記事】犯行現場にカードを忘れて、銀行強盗、逮捕【詳細記
2006/12/15(金) 23:46:22 | 風風書堂‐ニュースログ‐

▲PageTop

 | HOME |