2006.11.24 (Fri)
年金を切られたくないがため、夫の死体と3年間同居した妻
―New York Daily News―父親から勘当を言いわたされた息子がひさびさに実家に顔を見せ、母に言います。
「そろそろ仲直りしたいんだ。 会わせてくれよ、パパに」。
ところが母は拒みました。
「家にいるんだろ? 頼むから会わせてくれよ」。
項垂れて小さく首を振った母は黙って寝室の方を指さします。 不審に思った息子が家に入って見たものは、ベッドの上で朽ち果て、骨だけになった父の遺骸でした。
現場はブルックリンのベイリッジ。 景観のいいアパートに住む、母ジョアン・イベルセン(73歳)は、当局によると夫の年金受給を切られたくないがために、死後3年間どこにも報せないまま遺体を放置していたといいます。
息子はポール・イベルセン(38歳)。 実家を訪れたのは21日の朝でした。 理由が何だったのかは不明ですが、勘当を言いわたされて数年。 一人になって苦労をかさね、ふと親の有り難みを覚えたのかもしれません。 しかしながら寝室で再会した父、フランク・イベルセン(死亡当時75歳)は変わり果てた姿で息子を出迎えました。 ベッドにはベッドカバーに衣類が山をなし、ほぼ骸骨だけになった父は小さく丸まるように横たわっていたといいます。
息子は母に警察に届けるよう勧め、母もこれに従いました。 彼女によると、夫は自然死で死んだのは3年前。 警察では簡単な事情聴取のあと、書類送検もせずに彼女を自宅にもどしました。 ただ、夫の死を隠して年金を受給していたことについては罪に問われるかもしれません。
アパートに住む人々は、絵を描くのを楽しみとしていたもの静かな男性が、このところ姿の見えないことには気づいていたそうです。 ジョアンは訊かれると、夫は北の方に旅に出ているのと答えていたともいいます。 また腐臭もあったそうですが、誰もがまさか死臭だとは思わなかったそうです。
ジョアンは、精神鑑定を受けるために市管轄のBellevue Hospitalにいったん送致されることになるようです。
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