2006.10.19 (Thu)
中国の中高生に流行る「ネット婚」
―news.QQ.com―中国の中高生のあいだで最近流行っているのは、「ネット婚」。 といっても出会い系ではなく、ネットの上で中高生の男女が仮想婚をして、家に住まい、夫婦さながらの会話をしながら子供をもうけ、ペットを飼ったり子育てをしながら毎日の生活を送るというもの。
昨日、記者はとあるフォーラムから情報を得て、実際には今年14歳を迎えるハンドルネーム 「小莉」 さんにインタビューを試みました。 広東省佛山市の初級中学(日本でいう中学)二年生の彼女は、しばらく前にこうしたサイトに登録し、花壇の付いた家とペットとを手に入れ、現在 「旦那さま」 を募集しているそうです。
記者が彼女の 「家」 を見せてもらったところ、室内にはかわいらしい家具があふれ、ペットの犬があちこちと動きまわり、庭には大きな花壇が設えられていて、さながら実際の家のよう。
小莉さんは記者にこう訴えます。 「友だちなんか、もうとっくに相手を見つけてんのよ。 子供がいる子だっているんだもん。 あーあ、あたしも早く結婚したいな。 結婚したらもっとたくさん家具を買って、もっと大きな犬を飼うって決めてんの」
そう言って目を輝かせる小莉さんの夢は尽きません。
こうした中高生のための 「ネット婚」 を提供するコミュニティは中国国内でぞくぞくと増えており、お互いにチャットなどのやり取りをして気が合うと 「結婚」 登録をして、同居をはじめるのだそうです。
高級中学に通う娘をもつ劉さんはこう語ります。
「ウチにも高一になる娘がいるんだけど、あのネット婚にハマっちゃって、毎日学校から帰ってくると 「夫」 と1、2時間は喋ってるわ。 もう画面に浸りっぱなしよ」
また、ネット婚をし、離婚経験までもつ男子学生は、「いま2人の 「女房」 がいるけど、まあ何とかうまくやってるよ。 夫婦で友だち付き合いも出来るしね。 実際、生活が豊かになるよね」 と満足げ。
ただ、こうしたネット婚が、親たち世代に手放しに受け入れられている訳でもないようです。 むしろこうした 「ままごと」 の結婚に、現実を凌いで深く入り込んでしまっている中高生も多く、離婚なども簡単にできることから、心に傷を負う生徒が増えてきていることも事実。
中山大学社会学の王寧教授は、この流行に対して、こう述べています。
「ネット婚は中高生が大人としての自分を自覚し、社会環境に配慮しながら夫婦という擬似生活を送ることができるということで有益かもしれない。 しかし、仮想と現実をまだ心的にはっきりと区別できない世代に、こうした環境を与え続けるのも問題だ。 また婚姻の失敗がトラウマになることもあり得るだろう。 いずれにしてもネットから派生する危害からは子供たちを守らねばならない」
ミクシー大揺れの日本。 次なるサービスはこんなバーチャル婚もあり?
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