2006.10.17 (Tue)
英国に亡命申請した女性 : 理由は218cmという背の高さ
―Daily Mail―世界中の背の高い女性たちを集めたサイト、tallwomen.orgにはまだ名前が載せられていないようですが、現在、世界で3、4番目あたりに位置しそうな7フィート2インチ(218cm)の女性がイギリスに亡命を求めているそうです。
この女性は、ザイナブ・ビビさん(33歳)、パキスタンの生まれ。
ビビさんは現在、イギリス北部、マンチェスター近郊のストックポートで州営のアパートに住み、家賃と税金は免除、週に40ポンド(約9,000円)の生活保護を受けて暮らしています。 患っている糖尿病の治療費も援助されていますが、これでは生活費がやっと。
そもそもビビさんをイギリスに向かわせるきっかけを作った世界最大のアイスクリームチェーン、バスキンロビンス社のマネキンとしての仕事を月に15日こなしても、母国の母や6人の姉妹たちに仕送りをするとほぼギリギリの生活だといいます。
「この国が大好きなの。 みんなとっても優しくて、微笑みをかけてくれる。 この国にいると何の心配もしなくていいの」
それでもこう語るビビさん。 彼女が故国パキスタンに戻りたくない理由は、まさにその背の高さにあるのだそう。
外出するたびごとに受ける嘲笑、ひどいときには石を投げられ、ある時には男性に棒で打たれて手首を骨折したこともあったとか。 もちろん結婚はまだ。 そんなこんなで外に出ることが怖くなってしまったのでしょうね。 弱り目に祟り目で患った糖尿病には、高額の医療費が待っていました。 何とかこの状況を打開しようと考えたビビさんは、背の高さを逆に利用して、自らマスコミに売り込み、国外へ出るためのスポンサーを探しはじめたそうです。 それに目をつけたのが、アメリカのバスキンロビンス社でした。 そして彼女はいまイギリスで暮らし、亡命申請を出しているという訳なのです。
しかし、これに待ったをかけ、亡命制度の見直しをと提言している人たちもいます。
「イギリスへの亡命許可は緩い、イギリスは泣き落としで訴えればだれでも受け入れてくれると、皆さん思っているんじゃないですか? 身長が低すぎるからといって、あるいは太りすぎ、痩せすぎているという理由で申請が通るものでしょうか? そんな理由がまかり通るなら、イギリスは近い将来、難民で埋め尽くされてしまうでしょうな。 この国には、戦争で家がなくなり現実に差し迫った身の危険から逃れてやってくる人々もいるのです」
こう反対するのは、保守党のフィリップッス・デイヴィス議員。
ビビさんの亡命申請は許可不許可に関わらず、最終決定までにはまだ暫く時間が掛かりそうです。 とりあえずは、発給された二年間の就労ビザでひと息ついているビビさんの明日はまだ見えません。
世界で最も背の高い女性
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