2006.09.19 (Tue)

ホームレスのペニスを切断、殺害したティーンの再審

click!―Yahoo News!―
カースティン・ブレーズ・ロバート(事件当時18歳)は、かつてホームレス男性の殺人および死体損壊について訊ねられ、机に伏してこう言って泣いたそうです。
「だって、あんなヤツ、死んだって誰も悲しまないじゃない」。

ティーンエージャーの女性に、誰も悲しまないからといって殺害されたのは、43歳のデュラン・ベイリー。 聴取時のロバートの供述が、この事件の再審法廷の検察側の冒頭陳述で明らかにされました。

検察側による事件のあらましです。
2001年7月8日、それまでの3日間メタンフェタミンに首まで浸かって浮かれ騒いでいたベガス在住のロバートは、ドラッグも金も使い果たしたことに気づき、ホームレス男性のベイリーに援交をもちかけ、薬を分けてもらおうと画策しました。 ベイリーは彼女たちの間では、セックスさせてやれば代わりに薬をくれるホームレスとして知られていたようです。
しかしこの日のベイリーの手許には薬はありませんでした。 それを知った彼女は懐から折りたたみナイフを取り出すと、ベイリーのペニスを切断し、なおかつ刺傷、また傍にあった野球のバットでベイリーを殴打して結果的に殺害したということです。
検死報告によるとベイリーは肛門までナイフで抉られ、打撲と出血過多により死亡しました。

警察では当初、すぐには容疑者を特定できませんでしたが、ロバートの元教師で現在は親友と名乗る女性から 「ホームレスがペニスを切断して殺害された事件について、もしかしたら」 と通報があったそうです。 通報によると、ロバートは事件当日、なにかに動転した様子で彼女の家に電話をかけてきたといいます。
通報を受けた警察は、女性の示した通話記録をもとに、ベガスの北、160マイル(約260km)のパナカに住む両親のもとにいたロバートを参考人として取り調べました。
ロバートはベイリーについて訊かれると、「ああ、あの汚い黒人のじじいね、いっつも酒と汚物にまみれているような臭いだったわ」 と話したそうです。

しかしながらロバートはこの日、パナカにいたのです。 独立記念日の4日にもパナカにいました。 また5日、6日までパナカに滞在していたことが隣人によって証言されようとしています。
今回の再審の場では、ロバートの弁護人であるシャーリー・グリーンバーグさんは、この点を陪審員にただし、ロバートが興奮した様子で切り出した元教師と名乗る女性との話題は、単に報道された別のレイプ事件に及んだものと主張しました。 警察が証拠として挙げたこの二人の会話、その猟奇的側面を強引にベイリー殺害事件に結びつけたというんですね。
また、現場付近からみつかった物的証拠、ロバートの唾液を含んだガム、ベイリーの死体の上に見つかった不明の陰毛、血痕のついた靴跡などはいずれも殺害犯人がロバートだと指し示すには決定的なものだとはいえないとも主張しています。

弁護人が明らかにしたところによると、殺害犯人はダイアン・パーカーという女性で、彼女は事件が起こる一週間前にベイリーによってレイプされたもの。
彼女には殺害するには充分な動機があったこと、また現場にはなんらかのかたちで彼女が関わったとされる新たな情報も提出されているようで、たしかに殺害手口から怨恨も感じられるこの事件、すでにロバートは有罪宣告をいちど受け、40-100年の懲役刑がいいわたされていますが、ひっくり返る可能性もありかもです。

テーマ : 海外こぼれ話 - ジャンル : ニュース

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