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2006.08.13 (Sun)

単眼症の赤ちゃんと試薬の臨床実験で潤う診療所

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―Wired News―
先週ご紹介したインドで産まれた単眼症の赤ちゃんですが、病院側のレポートに寄れば、以前母親に投与された可能性のある抗ガン剤が原因のひとつとして考えられているそうです。

カストゥールバ・ガーンディー(ガンジー)病院のレポートによると、二つの要因が考えられるとされ、ひとつは当初原因とされた染色体の異常、もうひとつはアメリカの製薬会社が抗ガン剤として臨床調査を募っている試薬の成分、シクロパミン、またはサイクロパミン(Cyclopamine)の影響かもしれないということです。
このシクロパミンという物質は、アメリカ西部の山岳地帯に生えているユリ科の植物由来の成分で、消化器系のガンを主に皮膚ガンや前立腺、肺ガンなどの進行を抑制する働きがあることがわかり、臨床投与されているものですが、いっぽうで哺乳類の催奇形物質としても知られているそうなんですね。 というのは、このシクロパミンという名前そのものがサイクロプスと似ていることからもわかるように、もともとは1957年、アイダホで一つ目の羊が多く産まれ、その原因として羊たちが摂っていた野生のユリのなかのある成分が催奇形物質とわかったことで、シクロパミンと名付けられたそうなのです。

レポートは、結婚して6年たっても子供が授からなかった夫婦が、最初診療所を訪れて治療を受けた後、まもなく妊娠に至ったことを明らかにしています。 ただ、母親が初めて超音波検診をしたのは、third trimesterというのですから、中絶不可能な九ヶ月になってから。 ここで胎児に異常が見つかり、カストゥールバ・ガーンディー病院で診ることになり、分娩に至りました。
赤ちゃんは一般的なサイクロプス症例の乳児の生存例をはるかに超え、生後11日目を元気に迎えたそうです。 畸形の原因は未確定のままですが、こういったシクロパミンなどの試薬の臨床実験に、たとえば町の小さな診療所が使われているという事実。 悲劇が再び起きないためにも、法改正を含めてインドの医療体制の見直しが迫られているのかもしれません。

町を走るバスの後部に、不妊治療をおこなう診療所の広告が掲げられています。 これらの診療所の決まり文句は、「エイズに罹ったって大丈夫」。
不妊からエイズ治療までをうたいながら実際にはたいして効果のない治療を施し、いっぽうで患者に試薬の臨床に同意させ、製薬メーカーからの補助で潤う診療所。 問題はかなり深いところにありそうです。

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