2006.05.22 (Mon)
やらせではない絡み
[Reuters]「愛の起源」 なる深遠なテーマをロック・ミュージカルであらわした、といっても私は観てないのですが、映画 「Hedwig and The Angry Inch」 のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が、カンヌ映画祭で上映された新作 「Shortbus」 で役者に絡みのシーンを実際に行わせ、話題になっているそうです。
この映画は、ニューヨークの 「ショートバス」 と呼ばれるクラブに集まるゲイとストレートの人間模様を描いた作品で、実際に 「その行為」 を撮った部分は三箇所。
スクリーンに映し出されるのは、マゾの男性が女王様にむち打たれながらマスターベーションするシーン、ほかには自分自身のペニスをくわえる男性やアパートでアクロバティックな体位を試すカップルなどで、どれもエロティックというよりはコミカルで、笑いを誘うものとして描かれているそう。
ミッチェル監督によると、「まさかこれらのシーンで勃つ男性がいるとも思えないね。 僕がこの映画で描こうとしたのは、良くも悪くもアメリカの現状だよ。 忌まわしいセックス、タブーとされ隠蔽されている行為が都市の中にはしっかりと根付いている。 それらをスクリーンの中に解いてやりたかったというのがあるんだ」 との意欲的な試み。
これまで実際の絡みが映画のなかで使われた例としては、マイケル・ウィンターボトム監督の 「9 songs」 があるそうですが、下手な映画よりそちらの方を売り物にしているハードコア・ポルノで傑作があったりする世の中。 ポルノ非ポルノと分けるよりも、よく練られた脚本で丁寧な作りの映画が観たかったりもして。
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