2006.02.16 (Thu)
自販機本表紙コレクション
昭和30年代から40年代の自販機本、表紙コレクションです。左の画像は淡路書房の 「MORE」。
増大号の特集は、「近郊のモーテルで狂い咲く女を見た!」 と
「ボインとヒップで決めたオラが村の”ミス農協”」 とのことですね。
ちょうど 「ミュンヘン」 という映画が公開されていますが、オリンピック選手村でイスラエル選手団が殺害されたのがこの1972年。
他に当時の出来事をあたってみますと、67年にデンマークでポルノが解禁されて以来、その波は北欧をはじめに欧州各国に波及。
スウェーデンで作られた映画 「私は好奇心の強い女」 の公開をめぐった裁判以後、アメリカでもポルノが解禁され、この 『ポルノ解禁』 という言葉が、70年代前半サブカル文化における一つのキーワードでもありました。
いっぽう日本では、日活がロマンポルノの製作を開始して気を吐きながらも、野坂昭如氏編集の雑誌 「面白半分」 が 「四畳半襖の下張」を掲載したかどで摘発を受け、あいかわらずのお上主導の規制に、「ポルノ解禁」 が深夜番組などの話題にはなっても、議論の高まりはありませんでした。
当時発表された総理府調査によると、ポルノ解禁反対は70%。 しかしながら翌々年、仏ポルノ映画 「エマニエル夫人」 が若い女性客を集めて大ヒットしています。
こんななかで性文化の先鋒である筈だった自販機本は、あいもかわらずの旧態依然。
80年代のビニ本ブームやセクシーアイドル路線までは、こうした熟女モデルによる実話系エロ雑誌が、辛うじてニーズを支えていたのでしょうね。
アメリカのサブカル雑誌 春川ナミオと「奇譚クラブ」
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